静御前と幽魂「フタリシズカ」
- yonebk3fdp8432
- 2018年5月15日
- 読了時間: 2分
今日の新温泉町はなんだか久しぶりと思える快晴!
気温も上がってきていますが、湿度が低くとても過ごしやすい日となっております。
本日は以前に紹介した「ヒトリシズカ」と対になる「フタリシズカ」
こちらが開花しましたのでご紹介いたします。

こちらがそのフタリシズカの花です。
ヒトリシズカとは違い穂状花序 が2つなのでフタリシズカなのですが、この穂状花序は栄養状態で1つだったり3つ以上だったりと必ずしも2つではありません。
名前の由来もこの穂状花序がヒトリシズカが1つに対してフタリシズカが2つ(以上)から名付けられ、静御前とその亡霊の舞にたとえられています。

《参考画像ヒトリシズカ》
見比べて頂くと一目瞭然ですがどちらも同じ センリョウ科 ではあれ、清楚で儚いヒトリシズカと比べてフタリシズカはとても活力を感じます。

この青々とした葉を展開しつつ大きな株で群生するので、山野草が好きな方以外が見たら庭に雑草の塊があるようにみえるかもしれません^^;
世阿弥の作と言われる能の二人静は、ふたりで呼吸を合わせ同じ装束で舞うとても幽玄な舞と聞き及んでいます。
しかし、この山野草の姿からではその幽玄さを連想しづらく、むしろ生命への賛歌すら感じる活き活きした命の営みを感じるのは私だけでしょうか?
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